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直腸がんの手術

・Outpatient schedule

直腸がんに対する肛門温存手術

近年まで肛門に近い直腸がんに対しては、肛門も切除する「直腸切断術」が施行され、永久人工肛門となることを余儀なくされていました。
当科では、今までであれば永久人工肛門となっていた肛門に近い直腸がんでも、一定の条件をみたせば、自分の肛門を残せる超低位直腸切除術、ISR(括約筋間直腸切除術)を積極的に施行しています。これらの手術では縫合不全を予防し、良好な肛門機能を温存するため一時的な人工肛門を造設しますが、約2-3か月を目途に一時的人工肛門を閉鎖する手術を行います。その後は、自分の肛門からの自然排便が可能となります。

ロボット手術

当科では結腸がん、直腸がん手術に対するロボット手術を積極的に施行しています。

da Vinci、Hugo(手術支援ロボット)はアメリカで開発された最新鋭の内視鏡手術支援ロボットです。
また、hinotori(手術支援ロボット)は日本で開発された最新鋭の内視鏡手術支援ロボットです。
これらの手術支援ロボットは腹腔鏡手術と同様に身体への負担が少ない、患者さんにやさしい低侵襲手術を実現します。また、手術支援ロボットは特に肛門に近い下部直腸癌でそのメリットを最大限に発揮します。

当科で導入している手術支援ロボットはDa Vinci Xi(インテュイティブサージカル社製)、hinotori(株式会社メディカロイド)、Hugo(メドトロニック)の3台体制で運用しており患者さんの身体への負担が少ない低侵襲手術を提供しています。当科では、結腸がん、直腸がん手術ともに保険診療で施行可能です。

3D画像

従来の腹腔鏡下手術は2次元の画像が基本でしたが、ロボット手術では3次元画像による腹腔鏡下手術であり、奥行きのある、より立体的な高画質画像で手術を行うため、
より正確かつ安全に手術を行うことができます。
特に直腸においては周囲には排尿機能や性機能を司る自律神経や血管が取り囲んでおります。これらの神経や血管を可能な限り温存することが術後の機能障害を残さないために重要です。ロボット手術では良好な視野によって繊細な手術が可能であり、このような神経温存手術にもメリットがあると考えられています。
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ロボット手術ではカメラの先端に右眼、左眼が付いており、術者は3次元の視野を得ながら手術を行うことができます。

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直腸は、排尿や性機能を司る神経に囲まれています。
ロボット手術ではこれらの神経を可能な限り温存し、からだに優しい手術を実現します。

関節機能が付いた鉗子

従来の腹腔鏡下手術では長い鉗子を用いた手術であり、直線的な動きしかできませんでしたが、ロボット手術では多関節機能をもった鉗子によって多彩な動き(関節の360度回転など)が可能であり、従来の腹腔鏡では困難であった手術操作が可能です。
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ロボットの鉗子には多数の関節が付いており、多彩な動きが可能です

手振れ防止機能

特有の手振れ防止機能により、スムースかつより微細な手術操作によって出血の少ない手術が可能になります。
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ロボットの鉗子には多数の関節が付いており、多彩な動きが可能です

手術費用について

日本において、直腸がんは2018年4月から保険収載、結腸がんは2022年4月から保険収載され、当院は施設認定を受けているため、保険診療となります。
費用は通常の腹腔鏡下手術と同様となります。
実際のロボット手術の執刀は、ロボット手術術者認定証を有し、当院で定めた術者基準を満たした者が行います。

腹腔鏡下側方リンパ節郭清

進行下部直腸がんに対して、ロボット支援下、腹腔鏡下に側方リンパ節郭清を行っています。

経肛門的直腸間膜切除術 (taTME)

直腸がんの手術では、狭い骨盤内の操作が必要となりますが、特に狭骨盤の男性や、肥満症例、腫瘍が大きい症例では骨盤深部の操作難易度が高くなります。その解決方法の一つとして、「経肛門的直腸間膜切除術(taTME:Transanal total mesorectal excision)」という術式が注目されています。

taTMEとは、腹腔側と肛門側の両方から手術を行う方法で、当院では2チームに分かれ、同時に腹腔操作と経肛門操作を行っています。経肛門操作を行うことで、腹腔側からでは難しい骨盤深部の剥離を、より適切な剥離層を保ちながら行うことが可能であり、また、2チーム同時に開始することで手術時間の短縮が可能となり、より患者様への負担が抑えられると考えています。
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<直腸癌のtaTME手術 (2チーム手術)>

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大阪府枚方市新町2丁目3−1
関西医科大学 下部消化管外科学講座
休診日
・第2、第4土曜日・日曜日・祝日
・年末年始(12月29日〜1月3日)
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