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外科研修プログラム
初期研修終了後に後期研修医となってから外科専門医、消化器外科専門医を取得するために必要
なことや、その先の日本内視鏡外科学会技術認定医、ロボット支援手術プロクター取得までの過
程について説明していきます。

2年間の初期研修の後、外科専攻医となり、3年間後期研修を行います。その後、最短だと6年目
に外科専門医の取得が可能となります。

外科専門医となるためには日本外科学会に所属し、初期研修2年間と後期研修3年間の間に表の
症例を経験する必要があります。消化器外科になる場合でも乳腺や呼吸器、心臓・血管外科、小
児外科などの他分野での症例経験が必要で、合計350例の症例が必要となります。そして、術者と
しては合計120例の症例が必要になります。また、半年以上の連携病院での業務、筆記試験の合格
が必要となります。

ニーズに応じた多彩な研修が可能で、将来の専門を決めていない場合でも外科6講座の中で希望
診療講座をローテーション可能です。各講座への入局は専門研修1〜3年目で希望に応じて随時
可能で、専門を決めるまでには専攻医の期間である3年間の猶予があります。また連携施設も20
施設以上有しており研修病院の選択肢も広いといえます

当講座のU先生の場合を見てみましょう。1年目は消化器外科の下部消化管外科、上部消化管外科
、胆・膵外科、肝臓外科の4講座を3ヶ月づつローテートした後、関連施設である泉尾病院に9ヶ月
、香里病院に3ヶ月ローテートし、後期研修3年目である医師5年目に関西医科医科大学下部消化管
外科学講座に入局しました。

後期研修までの5年間で各分野の症例を経験でき、合計749例の症例を経験することができました
。執刀数は243例であり、外科専門医に必要な症例数の約2倍の執刀を経験をすることができてい
ます。

次に、消化器外科専門医となるためには日本消化器外科学会に所属し、表の症例経験が必要です
。胃癌や結腸癌、直腸癌、腹腔鏡下胆嚢摘出術、腸閉塞、急性汎発性腹膜炎の執刀経験が必要と
なります。そして外科専門医取得の翌年から受験可能な筆記試験の合格が必要となります。

6年目ですでに消化器外科専門医に必要な症例も全てクリアしており充実した執刀経験ができてい
ます。特にU先生の場合は、5年目に下部消化管外科に入局したこともあり、結腸癌、直腸癌、腸
閉塞、急性反発性腹膜炎手術の執刀を豊富に行うことができています。

日本内視鏡外科学会技術認定医とは後進を指導するにたる所定の基準を満たした者を認定するも
のです。2023年からロボット手術でも申請可能となリました。認定には消化器外科専門医が必要
です。そして、術者として行った内視鏡外科手術の未編集ビデオを提出し、審査に合格する必要
があります。世界的に見ても例の少ない制度となっています。

ロボット支援手術プロクター認定制度とはロボットの手術指導医を認定するもので、認定には日
本消化器外科専門医の取得、日本内視鏡外科学会技術認定の取得が必要となります。そして、下
部消化管外科医の場合はロボット支援大腸切除術の主たる術者として40例以上執刀した経験が必
要となります。関西医大学下部消化管外科学講座ではロボット手術を含めた豊富な執刀経験、充
実した教育体制により最短での内視鏡外科学会技術認定医、ロボット支援手術プロクターの取得

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